い草の種類
同じい草を使った畳表でも、産地によっては違いがあります。
畳ですから、素材も日本製と思われる方も多いとは思いますが、実は国内で使用されている畳の約70%が中国産のい草で作られているのです。
国産い草と中国産い草を比較すると、やはり中国産い草のほうが価格が安く使われやすいのですが、品質面では国産い草には勝てません。
国産のい草表は、使い込むうちに黄金色に変化していきますが、中国産のい草表は黒ずんだり色むらが広がります。
畳替えでい草表を選択するときは、産地も含めてご検討ください。
国産表 | 中国産表 | |
トレーサビリティ等で、土壌や農薬を管理されている | 土壌 | 管理体制が不明 |
6月~7月 | 収穫 | 国産に比べ1か月程早く、成熟が不十分 |
淡路島産島の天然染土のみを使用 | 染土加工 | 天然染土と染料を使用 |
時間をかけてじっくりと乾燥させ、ほど良く水分を含ませる | 乾燥方法 | 急速に乾燥させ、水分はほぼ残らない |
すがすがしい香りが長続きする | 香り | 管理体制上、物によっては不快な臭いがする場合がある |
い草自体が強い | 耐久性 | 収穫時期・乾燥方法により、毛羽立ちが早くい草が割れやすい |
中国産に比べ高い | 価格 | 安い |